第54回九州リウマチ学会

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会長挨拶

田中良哉

第54回九州リウマチ学会
会長 田中 良哉
(産業医科大学医学部第1内科学講座 教授)

第54回九州リウマチ学会会長を拝命しました。第24回以来15年ぶりの会長です。身に余る光栄に存じますとともに、関係の皆様のご支援、ご協力には重ねて心より感謝申し上げます。2017年9月2日(土)・3日(日)、北九州国際会議場に於いて本会を開催すべく鋭意準備中です。メインテーマは「新展開に向けて〜安全性と有効性を極める〜」です。

21世紀に入り関節リウマチの医療は革命的に展開しました。メトトレキサート等の合成抗リウマチ薬、生物学的製剤を用いたバイオ抗リウマチ薬の登場により、臨床的寛解が全ての患者で治療目標となり、構造的損傷の防止や機能障害の進行抑制も可能となり、治療にパラダイムシフトが齎されました。さらに、キナーゼに対する内服可能な標的合成抗リウマチ薬も市販されました。斯様なリウマチ医療の進歩は、難病と言われた膠原病諸疾患や脊椎関節症にも応用されつつあります。

一方、治療薬のより安全な使用、そのための対策や管理も必須です。短期的な安全性のみならず、手術療法の進歩によるQOLの向上、長期的な安全使用による寛解維持と生命アウトカムの改善、ドラッグホリデーなど新たな課題も表出しています。そこで、本学会では主題Ⅰ「安全な治療を極める~治療薬の安全性と安全に使用するための対策、管理~」、主題Ⅱ「QOLの向上を目指す~手足の障害に対する評価と整形外科的アプローチ~」とし、49の主題演題を通じて、リウマチ専門医の間で安全性と有効性を極めることを目指しています。

今回、山本一彦理事長による特別講演、および、ホットトピックスに重点を置いた9つの教育講演を準備しました。ご講演頂く先生、及び、共済企業には心から御礼申し上げます。また、88の一般演題は全て口演としました。口演、議論を通じて磨きをかけて下さい。加えて市民公開講座を予定しています。メインテーマにあるように、本学会を通じて安全性と有効性を極めるべく問題点を認識、共有、議論することにより、さらなる新展開に繋がるものと期待しています。多数の方々がご興味を持って参加し、熱い討論をして下さるよう、どうぞご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

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